班長や組長になって、町内会費を集めることになったときには、お金を受け取った証として領収書を出す必要があります。
普段あまり領収書を書く機会がないと、どう書けばいいのか迷ってしまうこともありますよね。
領収書は「お金を払った」という証明になるものなので、払った側にとっては後々のトラブルを防ぐ大事な書類です。
領収書には決まった形式はないものの、最低限書くべき内容があります。
日付、支払った人の名前、金額、用途(町内会費など)、発行者の名前(町内会や班長名など)はしっかり書いておきましょう。
見やすく、分かりやすく書くことが一番大切です。
この記事では、町内会費や自治会費を受け取ったときに書くべき領収書の内容や、印鑑・収入印紙の扱い方について分かりやすくご紹介します。
町内会費・自治会費の領収書はこう書く!
町内会費の領収書に記載する内容を、順を追って紹介します。
日付を記入する
お金を受け取った日を記入します。
例:令和〇年〇月〇日
支払った人の名前を書く
お金を出してくれた人のフルネームを記入します。
「上様」や空欄にするのは避けましょう。
会社などの場合は、「(株)○○」と略さず「株式会社○○」または「○○株式会社」と正式に書いてください。
金額の書き方にも注意が必要
金額の前には「¥」や「金」と記入します。
例:
「10,000」→「金10,000―」
数字の改ざんを防ぐため、金額の末尾には「―」や「※」などの記号を付けましょう。
また、数字は「10,000」のように3桁ごとにカンマで区切ります。
何のお金かを書いておく
「○○年度町内会費として」など、支払いの目的を具体的に記入します。
これは金額の下に書きます。
誰が発行したかを書く
町内会名や班長の名前を記載します。
例:
○○町内会
○○町内会 会長 ○○○○
住所を書き加えたり、印鑑を押しておくとさらに安心です。
文房具店に売っている領収書用紙を使えば、必要な項目がそろっているので便利です。
領収書にハンコは必要?
結論から言うと、押さなくても問題ありません。
ただし、日付・名前・金額・内容・発行者がきちんと書かれていることが前提です。
もし印鑑を押す場合は、町内会長や町内会名義の印鑑が理想です。
それがない場合は、集金担当者の印鑑でも構いません。
シャチハタのようなスタンプ印でも特に問題ありません。
収入印紙は貼らなくてOK!
領収書の金額が5万円を超えると収入印紙が必要になると聞いたことがあるかもしれません。
でも、町内会のように営利目的ではない団体が発行する領収書は、非課税扱いです。
つまり、金額に関係なく収入印紙を貼る必要はありません。
細かいルールが気になりがちですが、印紙が不要と知るだけで少し気が楽になりますよね。
まとめ
町内会費の領収書には、日付・名前・金額・用途・発行者の情報があれば十分です。
印鑑や収入印紙は原則不要なので、気負わずに書いて大丈夫です。
市販の領収書を使えば、書くべき項目があらかじめそろっているので、はじめての人でも安心して使えます。